事業概要
ごあいさつ
はじめまして。臨床心理士・公認心理師の須山智子と申します。
元々企業でカウンセリングの仕事をしていた私が、初めて自分の子供を育ててみて、現代の子育ての大変さを実感したのが13年前。その後川崎で子育て支援に関わるようになりましたが、10年以上経っても「子供は親が見るのが当たり前」という風潮は変わらず、子育ての大変さは増すばかり。「ちょっと子どもを預けたい」と思っても頼る先がないのが現状です。
この度たくさんの方の支援を得て、誰でも、どんな理由でも、当日でも、子どもを預けられる一時預かり専門店をオープンすることができました。
子育て中のママパパが笑顔でお子様と向き合えるよう、困ったときにあそこに行ってみようと思っていただけるよう尽力していきます。一緒に子育てしていきましょう。
いいんだよHOME代表 須山智子
ストーリー
いいんだよHOMEは
このようにして誕生しました
赤ちゃんは全然寝ないし、どこにいても泣き声が聞こえるし(幻聴)、自分のごはんはいつ食べればいいのかわからないし、子どもはかわいいのになんでこんない辛いのかもわからない。13年前初めて母親になった私は愕然としました。
近所の方や支援センターの方、夫が「赤ちゃんかわいいね」「外遊びするとよるよく寝るわよ」「何か手伝おうか?」と言ってくれても、「ぷんっ」と聞く耳持たず、気持ちがやさぐれていました。
今思えば当時の私に必要だったのは、一人の時間と、心の余裕と、こんな自分でもいいんだ、という許しだったのだと思います。
そして10年後、私は地元川崎市で育児相談の仕事に携わることに。そこでは10年前と同じく、一人で限界まで頑張り、追いつめられたママがたくさんいました。10年経っても母親支援が進んでいないことを実感しました。
ママの心に余裕があれば、笑顔で子ども向き合える。そう思い2022年4月に子育て支援グループ「いいんだよ」を立ち上げ、2024年7月いいんだよHOMEをオープンすることができました。
こどもと離れてほっとできる場所を
作りたかった
こどもと離れて一人になれる時間はママの精神衛生上とても大切です。
そう言うと反応は二つにわかれます。「わかります!」という方と「そうなんですか?」という方と。
いまだに日本では「子供は母親がみるもの」「母親にとって子育ては何の苦もなくできるもの」「子供はかわいいもの」という認識があり、ママたちもそれを肌で感じています。
だから「こどもと離れたい」と思うこと自体に後ろめたさを感じるママも少なくありません。
24時間目が離せない存在がいて、気を抜くと死んでしまうかもしれない存在で、自分より大切な何より愛しい存在を守り続ける緊張感は並大抵ものではありません。
だからこそ、安心してプロにこどもを任せ、一人になれる場所を作りたかったのです。
頼れる場所があることで
笑顔で子育てできるようになってほしい
育児相談の仕事をしていると、「子どもにイライラをぶつけてしまった」という悩みをたくさん伺います。私自身、子どもに何度声を荒げてしまったか、そして何度自己嫌悪に陥ったか。
育児相談を通して確信したのは、ママに足りないのは愛情でも育児スキルでもありません。
みんな子どものことをとても大切に思っていて、思っているからこそ頑張りすぎてしんどくなる。そんな方がほとんどです。
だから、安心して子供を預けたり、否定されずに話を聞いてくれたりする場所があることで、心に余裕ができて、笑顔で子育てできるようになる。
いいんだよHOMEがしたいのは、そのお手伝いです。
スタッフ紹介
ともこ先生
施設長
えり先生
保育士
ひろみ先生
保育士
ゆうき先生
保育スタッフ
かなこ先生
保育士
みつき先生
保育士
じゅんこ先生
保育士
ゆき先生
保育士
ちえ先生
保育士
ゆみこ先生
保育士
クラウドファンディングの紹介
一時預かり保育「いいんだよHOME」の遊具や備品、工事費の一部は、2024年5月~6月に実施したキャンプファイアーでのクラウドファンディングによるご寄付により購入・工事をしたものです。合計140名様の法人。個人様のご支援により完成しました。
「みんなで子育てするシェア実家を作りたい」という私たちの想いに、たくさんの方が共感してくださり、子育て中のママパパの力になりたいと思ってくださいました。1人で頑張らなくていいんだよ。周りに頼っていいんだよ。皆様からいただいた「いいんだよの輪」をこれからも広めていきます。本当にありがとうございました!